堅実でゆとりある暮らしぶりが窺える住まい

長年、自動車関係の仕事に携わってこられたMasaさん。現在は定年退職され、悠々自適な生活を楽しんでいらっしゃいます。元々、都内東部エリアに一戸建てをお持ちですが、子供たちが巣立ち、奥様と二人で暮らすのに丁度良い住まいを求めてこちらを購入。現在、都内で活動するための拠点として、主にご主人が活用されています。
朝は高層ビル群の向こうから昇る太陽を望めるリビング。光がよく入る窓には、光量の調節がしやすい縦型ブラインドを付けています。家具はシンプルに、ダイニングセットとソファ、小さめのテーブル、テレビ用ローボード、そしてお気に入りの“馬具座椅子”を配置し、収納の類は一切置いていません。奥様がソファでくつろぎ、ご主人が馬具座椅子でTVを見るのが定位置だそう。子供たちや家族が来たときには、ダイニングテーブルを伸張させて使います。フローリングと木製家具の質感を活かした、統一感のあるスッキリとしたお住まいです。


▶︎ (写真:左)
お気に入りの馬具座椅子。姿勢が崩れず疲れにくいそう
▶︎ (写真:右)
ネクタイ型のテーブルセンターは、奥様がシンガポールで購入
自由な時間と自由な心で豊かな暮らしを

大学などで開催される一般人向けの講座に参加するのが趣味というMasaさん。この住まいを選んだ理由のひとつは、何処に行くのもアクセスしやすくて便利なことです。移動には車も使いますが、できるだけ体を動かすように心掛けていて、もうひとつの自宅からマンションまで、10数キロの距離を自転車で行き来することもあるそう。「時間を自由に使えるのが、今の生活のいいところですよね。大学の講座も興味のあるものだけを聞くようにしています。仕事だったらそうはいかないでしょう?」と、現在の生活を謳歌されています。
かつて仕事で関わっていた大好きな自動車についても、現在はより自由なスタンスで楽しんでいらっしゃるご様子。お部屋の壁にはピクチャーレールを使って、車を描いたイラストや写真がたくさん飾られています。シンプルでありながら、Masaさんの気さくな人柄と自由で豊かなライフスタイルが垣間見える、温かいお住まいでした。


▶︎ (写真:左)
絵や写真はピクチャーレールで各所にディスプレイ
▶︎ (写真:右)
愛用のタブレットには旅先で撮影した写真がたくさん